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サン・サーンス オーボエソナタに寄せて

 

 【シェレンベルガーさんと Duo 共演】

 

(サン・サーンスのソナタは金沢で演奏します)

 

(シェレンベルガーさんは元ベルリン・フィル首席オーボエ奏者、現在は指揮者としてもご活躍)

 

 このソナタを聞くと私がパリ留学前に抱いていた未来への夢と希望に満ち溢れた、
その頃の気持を思い起こす、思い出の曲です

 

【写真はその頃、大阪ザ・シンフォニーホールのコンサートに出演した時、


 Ravel 作曲 "Miroirs-鏡” より
 Noctuelles (夜に舞う蝶)
 Alborada del gracioso (道化師の朝の歌)

 

 を演奏しました。ドレスはパープル色でした】

 

 

 

 パリ留学前、私は木管楽器の伴奏をよくしていました。

五月晴れのある日、フルートの友人に連れられてレッスンに行きました。
その時弾いた曲は忘れもしない ゴーベール作曲 “ファンタジー”…

 

 そしてレッスンの後、教授が友人に私の伴奏を褒めて下さったのだとか..!
それから口コミで多くの木管楽器の方達から伴奏をお願いされるようになりました

 

    その頃の私は、パリに留学したい、狭き門であるパリ国立高等音楽院の入試を受けて難関突破したい、という夢と希望で満ち溢れていました。

 

 にもかかわらず(笑)、ソロの練習をするより伴奏合わせをしている時間の方がはるかに多かったのです。

 

 それにピアノ科、弦楽器の学生さん達とちょっとノリの違う管楽器のお友達と関わるのが新鮮でとても楽しかったのです。

 

 木管楽器の全て、フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴットのレパートリーが増えていった中、オーボエの方と室内楽のレッスンをとっていました。


 色々な曲を仕上げていった中で最も印象的だった曲、それがサンサーンスのオーボエ・ソナタです。

 

        このソナタはシンプルで素朴なオーボエの歌と、それを彩るピアノとの対話の中に色々な感情が沸き起こっています。

 

 牧歌的、抒情的であり、切なさを感じたと思ったら希望の光が見えたり…また心躍ったり...


 とても美しく心があらわれるような曲、そして澄んだ音で心に語りかけてくる曲..

 

         それはヨーロッパの涼しげな初夏の朝、清々しい空気を感じながら自然の中を散歩している、
そんな情景を私はイメージしています。 

 

 このソナタを聞くと、私がパリ留学前に抱いていた大きな夢と希望の感情を思い起こし初々しい気持ちになる、思い出の曲です。

 

【パリでの音楽活動の後、現在は西宮市夙川エリア、苦楽園口でピアノレッスンをしています
(阪急夙川駅より徒歩8分、苦楽園口駅より徒歩5分)】